バス

女性の取得も増えているバスの運転免許

最近では女性でもバスの運転手さんが増えています。
実は、海外からの旅行客が増えていることで貸切バスの需要が増えたこと、夜行バスの規則が厳しくなったことなどから最近ではバスの運転手の人手不足が問題視されています。

そのため、転職を考えている人にとってバスの運転手というのは狙い目の職業の一つなのです。
しかし、バスの運転手というのはなりたいと思ってすぐになれるものではありません。
そこでここではバスの運転手になるために必要な資格について紹介をしていきます。

バスの運転手になるには

昔はバスの運転手になりたいと思ったら、運転免許試験場での試験を受けるという一発試験の方法しかなく、そこで合格するということが必要でした。
この試験が大変難しく一度の試験で合格する確率は3パーセントと言われるほど狭き門でした。

しかし、2002年に道路交通法が改正されたことで、バスの運転免許である大型二種免許の取得が指定の自動車教習所で行えるようになっています。
そのため以前よりも免許を取得しやすくなっているのです。
>>中型免許について

取得をするにあたってはいくつかの条件があります。
21歳以上、普通免許以上の免許を取得済みであること、免許を取得して通算3年以上経過しておりなおかつ免許停止期間が3年間のうちにないことが条件です。

免許を取得するにあたっては、適性試験があります。
普通の視力検査だけではなく深視力という遠近感であったり立体感を感じたりする能力の確認をするテストがあるのが特徴です。
この深視力というのはスポーツ選手に求められるような能力で、対象物の位置関係を把握できているのかを確認していきます。

他にも聴覚についても確認されますが、現在は不可能ですが、今後は補聴器をつけて聞こえれば合格というように法律が改正される予定です。
この適性検査で合格しないと入校が困難になってきます。

大型免許には一種と二種とがあります。
一種と二種との違いというのはお客さんを乗せて運ぶことができるかどうかという違いです。
大型第一種免許があればトラックやバスの運転ができるのですが、お金をもらうことができないために路線バスや引越し業者といったところで働くことができません。

最近でも男性であれば教習所に通わず免許試験場の試験で一発合格することを目指す人がいます。
しかし、運転のスキルだけでなく知識も確実に身につけるためにも教習所に通った上で取得することをお勧めします。