ゴンドラ取扱特別教育とは?
ゴンドラ取扱特別教育とは、高所での作業に使われるゴンドラの操作をするための資格です。
この資格は主に、高層ビルでの清掃やメンテナンスで使われるゴンドラを扱うためのものです。
ビルメンテナンスでは欠かせない資格の一つとなっていますので、この分野での仕事をしている人や、就職もしくは転職を考えている人には有利となる資格です。
都市部を中心としてビルの高層化がかなり進んでいますので、建設だけでなくメンテナンスをできる人の需要も非常に高まっていきます。
こうしたビルのメンテナンスにおいては、この資格がないと作業そのものができないことになりますので、資格保有者は優遇されることになります。
メンテナンス業者が、率先して自社の社員にこの資格を取るように勧めることも多いので、あらかじめ資格を持っていると転職なども有利になるでしょう。
比較的簡単に取れる資格
ゴンドラ取扱特別教育は、全体で9時間以上の講習を受けることによって修了します。
その内訳としては、ゴンドラそのものについての講義が2時間、ゴンドラに関係する電気関連の講義で2時間、関係する法令についての講義が1時間となります。
これに加えて実技講習があり、ゴンドラの操作や点検方法の実技講習が3時間、ゴンドラの操作をする際の合図について1時間の講習があります。
合計で2日程度の講習によって資格を取ることができますので、資格取得についての負担はかなり少ないというのがメリットです。
それぞれの自治体で登録されている教育機関で実施されますので、まずは自分が住んでいるところではどこで開催されているのかを調べましょう。
年に数回開かれているところが多いので、資格取得のチャンスは多めなのもうれしいところです。
他のビルメンテナンスのための資格を持っているとさらに有利
ゴンドラ取扱特別教育の資格は、ビルメンテナンスで非常にニーズの高い資格ですが、さらに他の資格も持っているとより便利です。
たとえば、関連する資格としてビルクリーニング技能士があります。
この資格は、一般の建物とは違うビル特有のクリーニング技術のスキルを評価するもので、都市部ではとても有用な資格の一つです。
また、給排水やダクト、飲料水施設、ボイラー技士など、それぞれの分野に特化した資格もあり、ビルメンテナンスに関連した資格はかなりあります。
複数の資格を持っていることで、様々な現場で活躍できることになりますので、一つの資格で満足せず少しずつスキルの幅を広げていくのも良いでしょう。
ビルメンテナンスの現場で働く人のスキルは、本人の努力次第でかなり広げられるものですので、活躍の場を増やしていくことができます。