アラビア語が活用できる場所とは?

日本人にとってはあまりなじみのない言語であっても、世界的に見ると言語人口が多い言語というのがいくつかあります。
その代表例とも言えるのがアラビア語です。
日本ではほぼ使うこともありませんし、レッスンを受ける場所を探すのもちょっと苦労するほどですが、世界に目を向けてみるとアラビア語を母国語もしくは第二言語として使用している人の数は多く、かなりのニーズがあります。

アラビア語のイメージとしては中近東が強いですが、その地域だけでなくアフリカや旧ソ連地域などでも話されています。
特にイスラム教徒が話す言語として主要なものとなっていますので、特定の地域というよりも、宗教と深く結びついている言語とも言えるでしょう。
そのため、アジア最大のムスリム圏であるインドネシアなどでもアラビア語を話す人は多いので、日本と近いところでもアラビア語を使う機会があるのです

アラビア語の特徴とは?

アラビア語の特徴としては、その独特の文字でしょう。
一見すると非常に難しいように見えますが、実際には28文字しかないため、見た目とは異なり比較的簡単に覚えることができます。
ただし、アラビア語は右から左へと読んでいきますので、最初は慣れるのに苦労することもあります。

アラビア語で学習の壁となるものとしては、その発音にあります。
日本語や英語などでは使わない発音方法を採用していますので、しっかりとコミュニケーションを取れるようにするために、きちんと正確な発音を覚える必要があります。
そのためにも、やはりネイティブなどに聞いてもらって正しい発音ができているかどうかをチェックしてもらった方が良いため、できるだけ言語教室に通った方が良いでしょう。

日本人ではアラビア語スキルを持っている人は少ないので有利に働く

アラビア語を話すエリアには、大きな人口を持つアフリカや、石油ビジネスで有名な中東、日本とも交流の深いインドネシアエリアなどがあります。
そのため、アラビア語を話せると、ビジネスの面でも大きなメリットを生むことになります。
特に、日本人でアラビア語をビジネスレベルまで操れる人の数はとても少ないので、このスキルを持っているとても有利になります。

また、アラブやアフリカ、イスラム圏というのは日本とは異なる非常に興味深い文化を持っているところですので、言語習得を通してその文化に触れることもできます。
自分を広げるという面でも役に立つ学習となりますので、前向きに言語学習に取り組んでみるのも良いでしょう。
教材が他の言語と比べると少ない、言語教室を見つけるのが大変などのデメリットもありますが、それだけの価値がある言語です。