ショベルローダー等運転技能の概要

ショベルローダーとは、車両の前の方にバケットが付いていて、そのバケットを使って物を持ち上げて運搬するための車両です。
主に荷物の運搬をメインとした使い方をするためのものですので、建設現場や産業廃棄物処理施設などで利用されることが多い傾向にあります。
全体的には小さめの車両となっていますので、それほど運転するのは難しくありません。

ショベルローダーと似た車両にホイールローダーというものがありますが、これは建設機器としての扱いになり構造が違うため、異なる免許が必要となります。
それぞれの現場に合った車両が使われますので、どの車両の免許を持つことで仕事に生かせるかをしっかりと理解した上で資格取得にチャレンジするようにしましょう。

ショベルローダー等運転技能講習の中身とは?

ショベルローダーの免許は技能講習によって取ることができます。
自治体ごとに講習を実施する機関が異なりますが、どこでも定期的にこの講習は開催されていますので、気軽に資格取得ができます。

ショベルローダー等運転技能講習は、すでにどんな資格を持っているかによって講習時間と内容が異なりますが、長くても4日程度で終了するのが普通です。
ショベルローダー等運転技能講習の中身としては、車両についての基本的な知識や関連する法令、荷物運搬のための力学的な内容を学びます。
それと並行して、車両の運転技術や、荷役運搬技術の習得のための実技講習があります。

きちんとした講習内容に基づいてそれぞれの講習が進んでいきますので、短時間であっても確実に業務に必要なスキルを身に着けられるのがメリットです。
また、修了時には試験が実施されますが、講習をしっかりと受けていれば問題ないものですので、集中して講習に取り組むようにしましょう。
費用は講習実施機関やすでに持っている資格の内容によって変わりますが、数万円程度で収まりますので、無理なく資格取得できるというのも一つのメリットです。

就職にも便利な資格の一つ

ショベルローダー等運転技能講習を受けることによって、様々な現場で資格を活用できるようになります。
建設現場をはじめとして、工場系の仕事、倉庫作業、港湾作業などに用いられますので、就職や転職にも有利に働く資格と言えるでしょう。

このショベルローダー等運転技能講習だけだと、公道での運転はできませんので、併せて小型特殊の運転免許も持っておくと、かなり利用範囲が広がることになりさらに有利となります。
また、フォークリフトやクレーンなどの資格にもチャレンジすることで、建設や運搬系の仕事ではかなり重宝されますので、徐々に資格の幅を広げていくことも視野に入れると良いでしょう。